BL&ML創作PBCオルタノード 公式ブログ

2022/04/13

世界設定先行公開(1)オルタノード世界概説

event_note
AD

この記事には開発中の暫定情報に基づく古い記述が含まれます。最新情報は公式プレイングガイドをご確認ください。
オルタノード公式プレイングガイド

閲覧ありがとうございます、プロジェクトaNです。
ブログの更新はしばらく間が空いてしまいましたが、開発は地道に進めています。

本日は制作中のプレイヤーガイドから、早期公開のご要望を多くいただく世界設定の一部を先行公開いたします。

オルタノード世界概説

PBCオルタノードの舞台となる世界は、現代地球のパラレルワールドです。
現実と同じように「地球」と呼ばれる惑星上には、同等の国々や民族、歴史が存在し、よく似た文化が花開いています。昼夜の巡り、四季の巡りがあり、1日は24時間、1年は365日(うるう年は366日)です。

この世界の顕著な特徴は、下図のように、大きく2つの領域に分かれていることです。

クリック or タップで拡大できます

(じょうかい) - Common World

「常界」は、文化や歴史等含め、現実世界にとても似通った世界です。
ただし、昨今現実世界の情勢を不安定にしている世界規模の負の事象(未曾有の天変地異や異常気象による災害、感染症の大規模流行、戦争など)は、常界においては21世紀に入って以降、ほとんど発生していません。
このため、現実世界より穏やかで秩序立った、平和な状態が維持されています。

一方で、超常現象や特殊能力、人外の高度知的生命体の存在など、“多くの人がありえないと考える非科学的な不可思議”は、娯楽作品などのフィクションとしては広く親しまれているものの、実在の可能性は強く否認されています。
ごく少数の研究機関や宗教団体が調査・信仰の対象としているケースもありますが、いずれも眉唾、ペテン、カルトといった厳しい評価です。

こうした認識が支配的である常界は、一般人(コモン)優勢の世界といえます。幻影種(ファンタズマ)と異行者(シフター)には 世界の矯正力 が強く作用し、幻影種は本来の姿や特性・能力等を維持できず、異行者は獲得した特異性を封じられ、一般人(コモン)とほぼ同等の“世界にとって正しい在り方”に矯正されてしまいます。
これを嫌い、異相を主な生活圏とする幻影種や異行者も少なくないようですが、実態はわかっていません。また、幻影種は矯正力に抗い本来の姿や力の発現を試みることができますが、成功した場合、ただちに一帯の空間(在室中のチャットルーム)が異相化するため、常界に影響を与えることはできません。

(いそう) - Another Phases

「異相」は、認識の壁を隔てて常界と隣接する、いわば裏側の世界です。オルタノード世界が現実世界のパラレルであるように、異相は常界のパラレルである、ともいえます。
世界はさまざまな要因から絶えず枝分かれ(世界線分岐)し、それぞれの枝は異なる未来へと進む可能性を秘めています。ただ、世界の中で生きる者が観測できる枝(=観測者にとっての現実世界)は通常1つに限られ、他の枝に至る可能性は消失するため、観測した枝を唯一無二の世界と認識しているに過ぎません。
異相とは、消失するはずだった枝=分岐世界線の可能性と、常界では否認される不可思議な事象が混在する領域です。
常界と異相の風景は非常によく似ていますが、数多の可能性や不可思議が混ざり合う異相の景色は、必ずどこかが歪んでいるようです。

たとえば本来T字路を右折したとある人物が、もし左折していれば起こり得た、というような些細な差異は勿論、常識からかけ離れた荒唐無稽なIF(もしも)をも含む“あらゆる可能性が実現し得る”のが異相です。幻影種や異行者も、ありのままの姿・特性・能力で自在に活動することができます。また、幻影種と異行者は、常界と異相を自らの意志で行き来することも可能です。
反面、常界の一般人(※ここでは登録キャラクターではないNPC・モブ住民の意)にとって異相は在るはずのない世界であり、彼らは、自分たちが生きる世界のすぐ隣にそのような混沌が在ることすら感知できません。
ただし、同じ一般人でもごく一部の者(=登録キャラクター)は異相や人外の存在を認識できる素質をもち、特定の条件を満たすことで異相へ赴くこともできます。
とある大企業が出資する異相研究機関では、異相認識の素質をもつ一般人を Common+(コモンプラス) と呼び、素質を持たない一般人と明確に区別しています。

異世界(他サイト等)からの移住について

常界と異相の外側には、オルタノード世界とは法則も概念も異なる別の世界=異世界が広がっています。
異相は常界から遠いほど非現実的な側面が強くなり、常界とのつながりが希薄になります。やがて一続きの世界と認識できる限界を迎え、最果ての境界面を越えると異世界に至るといわれています。

プレイヤー視点でいえば、他のPBCサイト様や、外部でキャラクターとして利用している別サービス(SNSやオンラインゲームなど)が異世界に相当します。
当サイトへの移住や掛け持ち(先方で禁止されていない場合に限ります)をご希望のキャラクターは、設定上、世界の境界面を越えてオルタノード世界に来訪した、ということになります。
キャラクターが世界の境界面を越える方法や、オルタノード世界における異世界間移住者の待遇などの詳細は、後日のプレイヤーガイド公開をお待ちください。

本日の更新は以上です。次回は近日中に種族関連の設定を先行公開する予定です。

なお、先行公開の内容は、再精査の上、後日「alterNodeプレイヤーガイド」で本公開します。
開発中のサイトにつき、本公開までに細部が変更となる可能性がありますが、何卒ご了承ください。

それでは、今後ともPBC オルタノードをよろしくお願いいたします。